イスパニア語ブログ

FILOLOGÍA ESPAÑOLA

¡Vosotros, íos a la mierda!

観光業界を刺激するために「GoToトラベル」というキャンペーンが始まりましたが、先日ネットニュースで「Go to travel は文法的に間違っている」という記事を見つけました。政府の広報の人が言うには、go, to, travel はどれも日本人なら知っているような単…

Si gustas, yo te espero ahí.

「私は猫が好きです」という文の主語は何でしょうか?「私」?それとも。。。?大学二年生の時に「日本語学」という授業を受講しました。当時はスペイン語とアラビア語に加えてドイツ語、韓国語、ヘブライ語、ノルウェー語をかじる程度に勉強していましたが…

estupendamente estúpido

「虚仮の一念岩をも通す」ぼくの好きな言葉の一つです。ここで言う「虚仮(こけ)」は思慮が浅い愚かな人のことを指し、バカにするという意味の「人をコケにする」のコケのことです。「虚仮の一念岩をも通す」とは、たとえ特段優れた才能を持っていなくても…

Cuando las ranas críen pelo

かの皇帝ナポレオン一世は「我が辞書に不可能の文字はない」と言ったとか。ルパン三世の映画「ナポレオンの辞書を奪え(1991年)」ではナポレオンの辞書を手に入れたルパンがページをめくった瞬間にスローで確認すると、一瞬だけちらっと "impossible" の文…

新婦はフライパン。。。?

前回からの続き。さてさて、ここからが今回の本題になります。

¿el sartén? o ¿la sartén?

スペインの大学でおもしろいことを学びました。スペイン語学の授業で先生からクラスに唐突な質問が。 "Imaginaos, chicos, que se casan una cuchara y un tenedor. ¿Cúal creéis que es una novia y cuál creéis que es un novio?" スプーンとフォークを擬…

Dijo la sartén al cazo

4月23日スペイン語を学んだ人間であればこの日付を聞くとピンと来ると思います。そう、Miguel de Cervantes の命日ですよね。スペイン語文学界の大巨匠が亡くなったのが1616年の4月23日であるとどこかで教わることがあると思いますが、同時に英文学界の巨匠…

"unicejo" vs "monocejo"

スペインは何かにつけてセルバンテスどうこうって言ったり、至る所に銅像があったりしますが、ここメキシコはというと画家のフリーダ・カーロにめちゃくちゃ頼っている、いやむしろフリーダ一択くらいの勢いで頼り切っている感じがビンビンします(笑)ぼく…

「検疫」は40日?

誕生日プレゼントでもらった図書カードでダン・ブラウンの最新作「オリジン」を買って早一年半。 辞書並みの分厚さがそもそも読ませまいとする威圧感があるし、語彙が難しく、毎ページ毎ページ自分の語彙力不足を痛感するため、気付けば「積ん読」してしまっ…

¿genjibre?

日本語の「じ」と「ぢ」、「ず」と「づ」の書き分けに迷うことありませんか?これら四つの文字を合わせて「四つ仮名」と呼ぶそうです。例えば、「地(ち)」という文字。基地は「きち」だけど、意地は「いじ」といったように濁る場合は「し」に点々となりま…

Me duele el codo...

会社で新たなコロナウイルス対策ができていました ↓ ドアを開けるときの新ルール コロナウイルスの感染予防として、ドアを開けるときに手を使わずに開けましょうというもの。このルールに関して、日本人は「ヒジを使って開ける」と言っている一方で、メキシ…

コロナウイルス用語 en español

2020年4月7日に日本で緊急事態宣言が発令されました。実はメキシコでも遡ること一週間前の3月30日に「衛生上の緊急事態宣言 (emergencia sanitaria)」が出されて、ホームオフィスという名の実質休みに入っています :)

"オレの"落ち穂ひろい ③

今月頭まではコロナウイルスは海の向こうの話なんて楽観視していたメキシコでも、いよいよ深刻な状況になってきました。うちの会社でもマスク着用とハンドジェルでの消毒が決められました ↓ 社内のコロナウイルス対策

¿buenérrimo?

「あ、それよき〜!」。。。はて?若者言葉の解説をしている numan というサイトによると「よき」とは “良い”または“良いね”という意味で使われる、感嘆の言葉。SNS上などで、主に若い女性たちの間で2016年頃から流行し始め、『女子高生流行語大賞2016』では…

"SUPERvivir" vs "SOBREvivir" (ii)

前回からの続き。

"SUPERvivir" vs "SOBREvivir" (i)

非ネイティヴだからこそ気が付く、もしくは気になることって多々ありますよね。逆に言うと、ネイティヴだからこそ母国語に関しては気にも留めないことがほとんど。「叔父」と「伯父」の違いって一般的にどの程度知られているんでしょうか?恥ずかしい話、ぼ…

¡Cruza los dedos por mí!

大学時代、ポルトガル語の授業で先生が、「ブラジルではOKサインのジェスチャーをしてはいけませんよ!」と言っていました。理由は、親指と人差し指の輪っかの部分がアルファベットの C に見えることから、「肛門 (スペイン語の culo に相当)」を意味するポ…

Más vale malo conocido que bueno por conocer

今回は久しぶりにことわざについてです。

色男

日本語の「色」という漢字は恋愛や性的な意味合いを持っており、そこから「色っぽい、色気、色事、色恋沙汰」などの言葉が存在しています。「プレーボーイ」と似たような意味を表す「色男」という言葉にも「色」が含まれていますね。語源由来辞典によると、…

「色」っぽい

今回のテーマは「『色』っぽい」。セクシーという意味ではなくて。。。

接続法¿"未来"? (ii)

前回からの続き。今回はCiNii Articlesで見つけた接続法"未来"に関する論文を読んでいきます。

接続法¿"未来"? (i)

「明日会った時に渡すね」昔、日本語を勉強しているスペイン人の友だちに、「どうして未来の話をしてるのに、『会った時に』って過去形なの?」と質問されたことがあります。日本語ネイティヴのみなさんは説明できますか?ぼくは「エッ。。。タシカニ。。。」と情けなく…

コロナウイルスは pandemia?

メキシコに渡る直前に「世界史を変えた13の病(ジェニファー・ライト著、鈴木涼子訳)」という本を買いました。しかし、渡墨前に読み終えることはできず。。。実家で「積ん読」の仲間入りしています。 世界史を変えた13の病 作者:ジェニファー・ライト 出版…

"オレの"落ち穂ひろい ②

前回からの続き。

"オレの"落ち穂ひろい ②

今回は「"オレの"落ち穂ひろい」第二弾。第一弾では、誰でも知っている動詞が持つ「実は!」な意味を紹介しました。今回のテーマは、"verbos interesantes" とでもしておきます。

W

メキシコに来て2回目の新年を迎えました。このブログではスペインとメキシコでのスペイン語の語彙の違いや文法上の違いを取り上げることがありますが、今回はもっと「根本的な部分」での違いについての記事です。

禁断の果実

スペインでは大晦日の深夜、年越しの瞬間に翌年の幸運を願って、鐘の音に合わせて12個のブドウを食べる慣習がありますが、メキシコも同じです。この慣習の起源は、BBCの "Por qué se comen 12 uvas a la medianoche y el origen de otras tradiciones de Año…

Navidades en México

スペインにいた時、10月31日のハロウィン騒ぎが終わった翌日にはすでに街中がクリスマス色に染まっており、「まだクリスマスまで1ヶ月半以上あるのに気が早いなぁ」なんて思いましたが、メキシコでも11月1・2日の死者の日 (Día de Muertos) が終わるとすぐに…

El castillo de Cagliostro

先日、メキシコで使っている銀行口座を確認してたら、見知らぬ330ペソ(約2000円)の引き落としがなんと3回もありました。その支払いの名目は、、、NETFLIXちょい待ち。メキシコで契約した覚えはないし、契約してる日本のNETFLIXには日本の口座から毎月ちゃ…

En martes, ni te cases ni te embarques

今日は13日の金曜日。。。映画「13日の金曜日」のジェイソンといえばあのマスクとチェーンソーですよね。でも、実際のところは作中ではジェイソンは一度もチェーンソーを使ったことはないそうです。先週ラジオで聞いて驚きました。じゃあ、いつどこでどうし…