イスパニア語ブログ

FILOLOGÍA ESPAÑOLA

Gramática 文法

Abrimos la boca.

大学時代、中南米文化に関する授業の中で、主にボリビアとペルー辺りのアイマラ族が話している「アイマラ語」についてプレゼンをしたことがあります。この、いわゆる先住民言語について調べる中ですごく興味深い新たな"言語学的概念"を知りました。それは「…

otro área

大学時代に心理言語学の授業で「言語学習において知識が付くことによって逆に簡単なことを間違えてしまう」という現象があると習いました。例えば、外国語を学び始めたばかりの初級者は文法どうこうは関係なしに「これはこういうもの」という風に正解をその…

Ni idea de de dónde es él...

ジャルジャルのYouTubeチャンネル「ジャルジャルタワー」で4月24日に投稿された「生涯、名前イジり合う奴」というネタの中で、イッシキキヨシという名前の母音がほぼ「い」であること、そして「き」が連続していることをめちゃくちゃにイジられており、「二…

Han electo a un nuevo presidente.

前回「Se me ha rompido.」では、rompido や ponido などのような規則形分詞は幼い子どものものだと思っていたら、実は中近世の時代まではその形が普通に使われていたという事実を知りました。これらの動詞の分詞は規則形が衰退し、不規則形のみが生き残った…

ネイティヴの間違い : Tal vez haiga gente así.

ネイティブが犯すスペイン語の間違いということで、メキシコに来てから知った二つの間違いを見ていきます。

ネイティヴの間違い : Yo sepo a sal.

前回の記事「muy mejor」では、そのタイトル通りにぼくがネイティヴの口から聞いた"間違ったスペイン語"について調べました。結果、文法的にも間違いであり、実際に使ってしまうと教養がないと思われてしまうほどの避けるべきミスであると判明しました。muy …

muy mejor

ぼくのスペイン語の目標は「ネイティヴの感覚を掴むこと」。18歳からスペイン語を母国語ではなく、外国語として学び始めた以上、ネイティヴが持つスペイン語感覚を100%手に入れるのは不可能だと諦めています。しかし、文法書などからの"机上の知識"に加えて…

スペイン語における"バグ"

「3月1日は日曜日で祝日、晴れの日でした」日本語とスペイン語の通訳をしているメキシコ人の友人にこの文を見せられ、「ほら、日本語って難しいでしょ」と言われました。彼曰く、この一文に日本語の難しさが凝縮されているとのことですが、何が難しいのかさ…

欠如動詞

前回からの続き。今回は残り二つの欠如動詞グループを見ていきましょう。

verbo defectivo とは?

6年使ってきた電子辞書が今年の5月に壊レタ。。。辞書がないとこのブログを書く時に必ずぶち当たるスペイン語の文法用語の日本語訳を手に入れられないという問題があります。ブログを書くにあたってその日本語訳は必須。ネットでスペイン語で調べたらその定…

Esto me recuerda a la pesadilla...

今回のタイトル「あの悪夢を思い出しちゃったよ」。違和感ありますか?ぼくはアリアリです。先に言っておくとこの文は100%正しい文なので、違和感を覚えない方がセンスありなのですが。。。

¿Me podrías presentar a tu familia?

スペイン語やアラビア語を学び始めて母国語の日本語に対しても言語学的に敏感になっていた頃、YouTubeのある動画のタイトルにひっかかりました。「安倍晋三首相が嫌いな有名人」安倍政権に批判的な意見を持つ人は少なくなかったので「安倍さんのことが嫌いな…

¡Vosotros, íos a la mierda!

観光業界を刺激するために「GoToトラベル」というキャンペーンが始まりましたが、先日ネットニュースで「Go to travel は文法的に間違っている」という記事を見つけました。政府の広報の人が言うには、go, to, travel はどれも日本人なら知っているような単…

Si gustas, yo te espero ahí.

「私は猫が好きです」という文の主語は何でしょうか?「私」?それとも。。。?大学二年生の時に「日本語学」という授業を受講しました。当時はスペイン語とアラビア語に加えてドイツ語、韓国語、ヘブライ語、ノルウェー語をかじる程度に勉強していましたが…

新婦はフライパン。。。?

前回からの続き。さてさて、ここからが今回の本題になります。

¿el sartén? o ¿la sartén?

スペインの大学でおもしろいことを学びました。スペイン語学の授業で先生からクラスに唐突な質問が。 "Imaginaos, chicos, que se casan una cuchara y un tenedor. ¿Cúal creéis que es una novia y cuál creéis que es un novio?" スプーンとフォークを擬…

¿buenérrimo?

「あ、それよき〜!」。。。はて?若者言葉の解説をしている numan というサイトによると「よき」とは “良い”または“良いね”という意味で使われる、感嘆の言葉。SNS上などで、主に若い女性たちの間で2016年頃から流行し始め、『女子高生流行語大賞2016』では…

"ovni" o ¿"fani"?

Capilla del Monte 高校生の時にテレビの特集で観て以来、いつか訪れたいと思っている場所のひとつです。アルゼンチンの小さい村なのですが、何十年か前のある日、夜が明けたら山に巨大な焼き跡が出現していて、それがUFOが着陸した跡だというのです。この出…

¿Crees que me puedas ayudar?

前回からの続き。早速、論文を見ていきます。

No sé si venga.

メキシコで生活していると、いわゆる mexicanismo というメキシコ特有のスペイン語に戸惑うことが多々あります。逆に、何気なく使った言葉がスペイン特有のスペイン語だと言われて驚くことも。ただ、それはあくまで単語レベルの話であって、文法的な違いで新…

siestita

スペインに留学中、テレビの5チャンネル Telecinco の Pasapalabras というクイズ番組をよく見てました。制限時間との戦いなので、MCの問題文の読み上げが異常に早い。笑てまうくらい早い!そのクイズ番組にて、キャリーオーバーにキャリーオーバーが重なっ…

lejosísimo

今回のタイトルを見て違和感を覚えた人はスペイン語センス「アリよりのアリ」ではないでしょうか。

Hay dos Sergios en esta clase.

「このクラスにはセルヒオが2人いる」。どうでしょうか?今回も表題に違和感を覚えましたか?残念ながら今回はタイトルに違和感を覚えなかったほうが、スペイン語センス有です。

más bueno que el pan

今回のタイトルはいかがでしょう?違和感アリ?もしかしたらご存知かもしれませんが、実は今回のタイトルはスペイン語の慣用句です。"ser más bueno que el pan" で「とても人が良い」という意味なのですが、ぼくは留学中にこの表現を知ったとき違和感アリ×…

No sabía que + (Indi.) vs (Subj.)

前回、"No creo que + (Subj.)" vs "Creo que no + (Indi.)" について書きました ↓ sawata3.hatenablog.com 論点はあくまで 「"No creo que..." の後は接続法、"Creo que no..." の後は直説法」ということを前提とした上でそれらのニュアンスの差異を考察し…

"No creo que + (Subj.)" vs "Creo que no + (Indi.)"

スペイン語の文法や表現について質問した時に "En español se dice así :) " という答えはぼくにとってはムシされたのと同じです(笑)もちろん、この世の万物の事象に理由があるとは思いませんし、"La curiosidad mató al gato (aunque tiene siete vidas j…

¿Cómo te llamabas?

今回のタイトル、直訳したら「君は何て名前だったの?」とかでしょうか?どういう状況で言うと思いますか?改名した人に対して?前世の名前について??

Hoy tenemos 0 grado.

日本語を話す我々にとって、ものの単数・複数ってあまり気にしませんよね?それ故、スペイン語とか外国語を話すときにいちいち気にしないといけないのが煩わしいし、この場合は単数かな?それとも複数かな?って迷うこともしばしば。。。例えば、"La gente c…

¡Mi cabeza va a explotar!

非ネイティヴのスペイン語学習者として、ぼくは常に idiomático なスペイン語を話せるようになりたいと思っています。つまり、ネイティヴが自然に使う慣用的な言い方ということです。「言いたいことが伝わる」だけじゃなくて、せっかく勉強するなら「ネイテ…